書くことないです。

ayamadoriが独り言を呟く日記。

新しい日本語入力方法の検討

以前、携帯電話向けにPiCliphttp://love.meganebu.com/~simontek/piclip.htmlという日本語入力アプリを作った。
しかし、このとき使った予測入力という方法は確かにキーを打つ回数は減らせるけれど、動的に変換候補を表示するため、メモリを大量に消費してしまうという問題があった。そこで、少メモリで効率のいい入力方法を考えてみた。
とりあえず、メモリ使用量を減らすためにも漢字変換は一般的なかな漢字変換としたい。これなら1回変換キーを押すたびに1つの候補を表示するだけだから、辞書を全部メモリに展開させておく必要がなく、メモリ使用量を減らすことが出来るだろう。
そのかわり、キーの入力回数が増えてしまうという問題がある。これを解決するために、ニコタッチ方式http://ufcpp.net/study/misc/nikotouch.htmlを検討した。2タッチ入力(ポケベル打ち)の改良型なんだけど、一般的なマルチタップ入力だとキーを打つ回数が平均2.9回であるのに対し、平均2.2回で入力できるらしい。これでかな入力まで作ってみたんだけど、確かに覚えればかなり入力回数を減らせると感じた。ただ、回数は減るんだけど、マルチタップと違って同じキーを連打するということが少なく、親指の水平移動が多くなってしまい、期待したより入力に時間がかかるし、親指が疲れてしまうことが分かった。よってこの方法はボツ。通常のマルチタップを使うことにする。
結局、なるべく効率よく入力しようとすると、かな漢字変換の仕組みを工夫する必要がある。プログラミングが簡単で、そこそこの変換効率が期待できそうということで、SKKhttp://openlab.jp/skk/index-j.htmlを採用することにする。単純な単漢字変換じゃ面白くないし、SKKの辞書は50KBからあるし、何と言ってもSKK構文解析を人間側に丸投げするという潔さに惚れた(笑)ちょうど、id:ma_digilifeさんがeSKKという名前でそれっぽいことやってるし。
というわけで、マルチチップとSKKを組みあわせた汎用日本語入力ウインドウを作ります。出来たら手始めにnPOPmuhttp://love.meganebu.com/~simontek/npopmu.htmlに組み込みます。これから非常に忙しくなるので、いつ完成するか分かりませんが(苦笑)