書くことないです。

ayamadoriが独り言を呟く日記。

『カミナギかわいいよカミナギ』じゃなかった、『消されるなこの想い 忘れるな我が痛み』

最近凹むことが多くてしんどいので、『理系の人々』で有名な(?)よしたにさんを見習って(笑)*1ゼーガペイン』を一気に見た。
放送時はあんまり印象に残らなくて3話くらいで見るのをやめちゃったんだけど、なかなかどうして面白かったですよ。
真面目なSFロボットアニメを久しぶりに見た気がする。

勢いでドラマCDをフルコーラスEDまで見てしまった後の感想は、『真面目過ぎて地味』。
実は、見る前にすでに6話で明らかになる重要な設定は伝え聞いていた。その状態で最初のほうを見ると、6話に向けてすごく丁寧に伏線が張られてることがよくわかる。ただ、ここいらでは話ものものはありふれたもので、だから当時は見るのをやめちゃったんだろう。今思うと勿体無かった。ただ、6話までプロローグを引っ張るのならそれまでに何か別の「つかみ」を用意してくれるとよかった。本来ならそれはメカアクションだったりするんだろうけど、このアニメの場合、序盤はそれすらもいまいちだったのが苦しいところ。後で良くなってくるけどね。
ちなみに、メカデザイン自体は結構好き。光と影のコントラストがたまらん。
ここまで、個人的にはカミナギのかわいさで持った。あの声といい、表情といいしぐさといいかわいすぎ。そして健康的にエロい(笑)あれを見られただけで結構お腹いっぱいだったり。
事前に知ってたおかげで設定そのものを聞いたときもびっくりはしなかった。マトリックスとか、こういう設定結構ありがちだしね。それでもこのタイミングで明らかになるとは思わなかった。まだ1/4しか進んでないよ?
で、カミナギに入れ込みすぎてたせいで中盤は感情が上に下にジェットコースターのように揺れる。切な過ぎる。カミナギに限らず、キャラの造形が皆すごくいい。カミナギ以外だと、特に主人公。熱血なのに冷静。不思議。今までいなかったタイプだと思う。基本的に絶望的な世界設定で、見る側があんまり鬱にならなかったのはこの主人公のおかげだろうな。ただ、そういう意味でいうと、全26話なのにキャラが多すぎて、モブキャラとメインキャラの区別があまり上手くできてないように感じた。クロシオ先輩とか僚艦の人とかいきなり出てきた感が強くて違和感ありまくりだし。メインキャラについては良くできていたから、このあたりもっと思い切って、メインキャラの描写に振り切るくらい割り切ってもよかったんじゃないかと。
そしてここら辺で気づいたんだが、EDへの入りが毎度すごく上手い。14話のラストは泣きそうになった。
で、終盤は王道の総力戦。盛り上がるわ。にしても展開絶望的過ぎ。オリジナルシマ先輩がいなかったら絶対勝ててなかっただろう割には、彼の扱いやたら低いし(笑)ここまでずっと上手く伏線が張られてきて、それを上手く回収するように世界観が明らかになってきていたから、ちょっとご都合主義的というか、もう少し細かく書いてくれても良かったかもなあ。
そしてドラマCDは秀逸。EPISODE3が特に。やっぱりEDへの入りが良い。つか、そもそもOPとEDがすごく良い。全体的に切ないこの話によく合ってる。やっぱり地味なんだけど。
結局まとまらないな(苦笑)

*1:『ぼく、オタリーマン。2』に出てきます