書くことないです。

ayamadoriが独り言を呟く日記。

富士山に登ってきた。

f:id:ayamadori:20140831072223j:plain
彼女たちに影響されて、1泊2日で行ってきた。
一応、だいぶ昔に北岳(標高3,193.2m、日本第2位)や 槍ヶ岳(標高3,180m、日本第5位)には登った経験がある。*1

日程

8/30(土)

  • 07:00

富士宮駅着。富士山本宮浅間大社でお参り。食料買出し。駅周辺を散策。

  • 08:30

富士宮口五合目行きバスに乗る。富士登山バス・フリーきっぷを使用。

  • 09:50

富士宮口五合目着。準備運動。お手洗い。富士山保全協力金(1000円)を支払う。缶バッジとパンフレットをもらうが、この先全く役に立たず。高所順応のために周辺をちょっと散歩するも、雨が降っていて景色はひたすら真っ白。

  • 10:00過ぎ

登頂開始。雨は止まなくて歩いていないと寒い。登山道は水はけが良く、足元が滑りやすいということは無い。軽石が転がっているので、天気によらず落石には注意する必要がある。また道幅も一部を除いてかなり余裕があるので、下山してくる人とのすれ違いもさほど苦労しない。

  • 12:50

八合目。ここまでは雨が降ってたり、止んでも霧(というか雲)が立ち込めていて、風も強かったのでとても寒かった。ここからは雨も霧も晴れて、山頂が望めるようになった。下を見ても雲しかないが。あと過去に登った標高を超えたからか、少し頭が痛くなってきた。

  • 15:00

山頂(富士山頂上浅間大社奥宮)。登頂できた感謝の意をこめてお参り。ここまで、登る人より下る人のほうが多いと感じたくらいで、周りの人に自分の歩行ペースを乱された印象はあまりなかった。あとパトロールの人も結構巡回しているのを見かけた。山頂付近でまた天気が悪くなって、周りは霧だらけに。景色に期待はできないが時間が余ったので剣ヶ峰に登る。馬の背は急傾斜と滑りやすい砂地で、下るのはとても危険。

  • 16:00

山小屋(頂上富士館)が開いたので入る。雨風がしのげるだけでもかなり暖かい。荷物片付け。夕飯はカレーライスと卵スープ。しょぼいしボリュームも明らかに足りないけど、暖かい食事が食べられるだけでありがたい。食後外を見ると少し晴れていたので、周りを散歩する。火口が良く見えた。

  • 18:00

就寝。消灯は19:00だけど、明日朝早いので早めに布団に入った。幅は布団が両隣の布団と重なるくらい狭いけど、足はちゃんと伸ばせる。しばらくしたら頭痛と吐き気がひどくなってきてまともに寝られない。少しずつ水を飲みつつひたすら耐える。

8/31(日)

  • 04:00

起床。といいつつ頭痛と吐き気(高山病)のせいで一睡もできなかった。でも体を横にしてじっとしているだけでもそれなりに体力は回復できた、ような気がする。荷物片付け。朝食は山小屋のではなく買出しした食パンとソーセージだったけど、吐き気のおかげで全然食べられなかった。酸素ボンベを買って吸う。準備運動。

  • 04:30

山小屋を出る。外に出たら頭痛も吐き気もかなり治まった。天気は悪くない。すでにとても多くの人が御来光を待ち構えている。周りは暗いが、すでに山頂にいるので御来光を見るために移動した距離はわずか。やや曇に隠れてしまっていたが、一応御来光を拝めた。

  • 05:30

お鉢巡り開始。太陽が出てきて暑い。富士宮ルート・吉田ルートの山頂は大都会ばりに人が多いので、お参りだけしてそそくさと退散。吉田ルート登山者の大渋滞は上から見ると壮観。ブロッケン現象や影富士が綺麗に見えた。昨日は景色が悪かった剣ヶ峰は、今日は駿河湾相模湾まで望めた。写真を撮る人の列で30分くらい待つのは苦痛でしかない。

  • 07:30

お鉢巡り終了。御殿場ルートで下山開始。山頂近くは良い天気だったけど、下りるにつれて雲の中へ。大砂走りはふかふかの砂地になっている急傾斜を駆け下りるもので、距離は長いけどひざへの負担は少ないし、重力に任せてハイテンポで下っていると楽しくてあっという間に時間が過ぎる。しかし次郎坊(新五合五勺)以下は傾斜がゆるく、クッションも少ないのであまり面白くない。

  • 10:00

御殿場口五合目着。バスに乗って御殿場駅へ。

  • 10:45

御殿場駅着。

反省点

  • 高山病に対する準備が足りなかった。北岳に登っても症状が出なかったので油断していた。もともと偏頭痛持ちだし、頭痛薬くらいは持っていくべきだった。あと酸素ボンベもあると症状が緩和されるような気がする。
  • 富士宮口で登山計画書を出せなかった。簡単なものを用意していたのだけど、入れるポストが見つからず、面倒になってそのまま登り始めてしまった。建前としては夏山期間は計画書不要らしいし、今回は無事に帰ってこられたから良かったものの、やはり出しておくべき。

感想


まあこれは本当に暴言なんだけど。
道は歩きやすいし、距離は短いし、周辺への交通手段も便利だしで、高山病を含めた事前の準備・対策ができれば非常に快適な登山ができるのは確か。少なくとも体力・技術的に問題になりそうな感じはあまりしない。ただ高山病対策については個人差があるし、いかんせん日本最高峰なので訓練するのもなかなか難しいというところで、こればかりは実際に行ってみないと分からないと思う。体調が悪くなっても、山小屋も多いしパトロールの人もたくさんいるので、最悪引き返すのもさほど難しくないのでは。(たぶん一番の問題は本人が諦められるか、というところ)

結論

みんなも怖がらないで富士山行こうぜ!

*1:標高、順位はWikipedia調べ