メキシコの壁を越えて
※注:合法です。初メキシコ、滞在時間10分(´・ω・`)入出国がすぐできたのは助かったけど、もうちょっといたかったなあ
— あやまどり (@ayamadori) December 31, 2017
夜にロサンゼルスからサンフランシスコへ行く航空便が欠航になってしまい、New Year's Eveということもあって代わりの直行便も確保できなかったようで、代替便としてサンディエゴ経由(翌朝ロサンゼルスからサンディエゴ、夕方サンディエゴからサンフランシスコ)を提示された。遠回りじゃないか。。。(´・ω・`)
というわけで、半日ほどサンディエゴで時間ができたので、せっかくの機会だからとメキシコへの徒歩国境越えをやってみることに。まあ代わりにサンノゼ(シリコンバレー)に行く予定がつぶれたんだけどね。。。
まずはダウンタウンのFifth AvenueからMTSのトロリー、Blue Lineに乗ってSan Ysidroへ。ダウンタウンは専用軌道の路面電車スタイル。
郊外は踏切ありの普通の列車スタイル。実際の速度は分からないけど快調に飛ばしてくれる。国境が近づくと景色が荒涼としてきた。
San Ysidro駅。みんなメキシコへ行くのか分からないけど、簡単なお土産屋さんなんかもあって結構賑わってた。 写真奥左から国境へ向かう。
こんな感じでいたるところに看板が立ってる。たぶん駅から出るところが一番分かりづらくて、それ以降は看板に従うだけなので迷うことはないはず。そもそもそんなに大きな駅でもないけど。
"NEW PEDESTRIAN PATH"の名の通り、割と新しい作り。ただ外の景色が全然見えず、お世辞にも開放的ではない。まあ仕方ないか。
来ました”MEXICO”。トロリー降りてから10分くらいかな?下の回転扉を入ると入国審査がある。当然ながら中は撮影不可。New Year's Eveということもあってか、あまり混んでなかった。
審査自体はパスポート見せて、何日滞在するか聞かれたくらいで特に問題なし。入出国カードを書いてなかったというか用紙も書く場所もなかったんだけど、入管の人が審査中に書いて渡してくれた。ちょっとドキドキした。 このあと荷物だけ簡単なX線検査を受けた気がする。
晴れてメキシコ入国~。このあたりからタクシーの呼び込みが激しくてうっとおしい。
奥にタクシーが見える。偏見があるのは否定しないけど、いろんなものが壁の向こう側と比べて一気にみすぼらしくなったと感じてしまった。
ここからTijuanaのダウンタウンまでは徒歩15~20分らしいのだけど、疲れていたのと、メキシコ→アメリカの入国は時間がかかると聞いていたので、サンフランシスコ行きの飛行機に乗り遅れることを心配して*1ここで引き返すことに。
というわけでUSAに向かう。入国側とほぼ同じ場所に出国側の入り口もあるので、あまり迷わなかった。
こっちのルートは横にお店や自動車の入国ルートを眺めながら進む。New Year's Eveということもあってか、奥のほうしか混んでない。あっちはアメリカ→メキシコの車なのかな?ときおり物乞いっぽい人に出くわす。
車道のほうには”UNITED STATES"の看板があるけど、歩道のほうには特に見当たらなかった。工事中のようにも見えたので、もしかしたらアメリカ→メキシコのルートと同じようなのを作っているのかもしれない。
檻に入った動物の気分。
こちら側の入国審査施設は割と古い感じだった。やっぱりNew Year's Eveということもあってか全然混んでなくて、施設に入ってすぐ審査を受けられた。結果的にはダウンタウン往復するくらいの時間は十分あったかなーと思うんだけど、まあ仕方ないよね。
パスポートとメキシコ入国時にもらったカードの半券を見せてアメリカ入国。。。のはずだったんだけど理由もわからず入管事務所に連れていかれた。ちょっとドキドキしたけど無事に通過できた。全然聞き取れなかったけどESTA関係だったのかな?このあと荷物だけ簡単なX線検査。
というわけで無事にSan Ysidro駅に戻ってきた。お土産など眺めつつダウンタウンへ戻りましたとさ。
あっという間のメキシコ往復だったけど結構面白かった。お土産はパスポートのスタンプと結局回収されなかった出国カード。今度はテキサスのほうからも抜けてみたい。いや先にメキシコに入国するのもアリだなw
あと今回、本当は徒歩入国だけじゃなくて、入出国エリアじゃないところのただの『壁』を見てみたかったんだけど、行く方法が分かってなかったし時間もなかった。もっとも行き方が分かって時間があっても、国境警備隊に目を付けられるのは困るんだけどねw
余談
Blue Line沿線、General Dynamicsの造船所があったり海軍基地があったりして、何となく呉線を思い出した。 西日の強さがいかにもカリフォルニアっぽい。
サンディエゴのトロリー、郊外駅はどこも駅と駐車場とバス停がシームレスにつながってて、とても使いやすそうに感じた。まあバスは全然時間通りに来ないらしいけど。トロリーは路線わかりやすいし、最新型は超低床タイプだし、毎時4本あるし、ヨーロッパのLRTにも利便性で負けてないんじゃなかろうか。
今回はあえてGSMが使えないSIMを使いたかったという趣味要因があったので、AT&Tの一番安い35USD/1GBのプリペイドカードを購入した。もっと高いプランだとメキシコとカナダでも使えるらしい。まあ現地10分しかいなかったから結果的には必要なかったと思う。このSIMでもメキシコに入ると現地キャリアにローミングするけど通話も通信もできない。そしてアメリカに戻ってきてもキャリアが切り替わらなかったので端末再起動が必要だった。市中のAT&Tショップで買ったけど割と手間がかかったので、趣味要因を除けばwちょっと高いけど空港の自販機でT-Mobile USAのSIMを買うのが一番手っ取り早いと思う。
サンディエゴ、ダウンタウンは都会なのに人もあまり多くないし、暖かく日差しが強くてまさにカリフォルニアって感じですごく気に入った。海沿いの観光地にはそれなりに人がいたようだから、やっぱりNew Year's Eveゆえだったのかもしれない。某Q社のイメージが僕の中でちょっとだけ良くなったw