PiClipをNokia Asha Platform端末に特化してみるテスト。その1。
今月に入って、Nokia Asha 501が発表された。
前にSeries 40 full touch端末について『これで完成形か』とか書いてたけど、正直すまんかった。1年経ってさらにここまで変わるとは思わなかった。
501が発売されたら当然買うけど、さしあたり開発環境で遊んでみたので覚書。
前に書いてた記事
NokiaのSeries 40 full touch端末の開発環境について。
http://ayamadori.hatenablog.com/entry/20120701/1341156403
PiClipをSeries 40 full touch端末に特化してみるテスト。その1?
http://ayamadori.hatenablog.com/entry/20120826/1345994936
Nokia Asha 305 を買いました。
http://ayamadori.hatenablog.com/entry/20120909/1347199378
との比較がメインになりそう。
対応端末
Operating System の名称は"Nokia Asha software platform"、Developer Platform は"Nokia Asha software platform 1.0" となっている。
長いし揺らぎがあるので、以下"NAP1.0"と省略する。なお比較対象である"Series 40 Developer Platform 2.0"も"S40 DP2"と略す。
今のところ、対応端末はAsha 501のみ。
このAsha 501、無線周りはGSM(シングルorデュアルSIM)+Wifiという構成。個人的にはデュアルSIMがベストなのでもちろん買う。
ただもし夢を見てみたい人がいるなら、近いうちにUMTS対応の上位機種が出ると思われるのでそちらを待ってみるのも良いかもしれない。(割と精度の高いリーク情報が出ている)
開発環境
Nokia Asha SDK 1.0 (beta)が出ている。試したのもこれ。
JDKのリコメンドはJava Development Kit (JDK) 7u17 (32-bit)。ようやくJDK7に対応したけれど、相変わらず最新のJDKに非対応なのはどうにかならんものか。
Nokia UI APIは1.7になった。いろいろなAPIが追加されているけれど、基本的にS40 DP2の機能拡張になっていて、バイナリ互換性は確保されている。ただし見て分かるとおりUIそのものは結構変わっているので、S40 DP2向けのバイナリをそのままインストールするとこちらの意図と合わない動きをすることがある。その辺りをこれから書いていきたい。
エミュレータで利用できるヒープサイズはS40 DP2の6MB程度から9MB程度に拡大している。
あと、デバッガが上手く動いてない。ブレークポイントで止まらない。うちの環境だけかもしれん。